2008.11.11 Tuesday
体に良い珈琲
カフェアイラナの自家焙煎珈琲
珈琲は嗜好品です。しかし、その嗜好の基準は、それぞれの人が持っていて千差万別、つまり自分が「おいしい」と思うものが自分にとっての良い珈琲なのです。でも、それではあいまいで、一般的な基準を作ることができません。
当店では、「体に良い珈琲」というものをわかりやすい基準として、提唱しています。ここでは、体と心に優しい「体に良い珈琲」というものについて、お話いたします。
体に良い珈琲の条件
1. 厳選した新豆(ニュークロップ)をさらにハンドピック(手作業による選別)し、欠点豆(虫食い豆、カビ豆、発酵豆、その他石等)を取り除いた良質の豆であること。(平均10〜20%除去します。)
珈琲は農産物ですから、収穫したばかりの新鮮なものの方が、多くの特徴的な風味を持っています。お米も新米が一番おいしいですよね。ですから当店は、収穫後、1年以内の新豆に限って使用しています。
また、生産者と直接契約した、安心の出来る珈琲豆の開拓なども積極的に進めています。
それを自身の目と手で全ての豆をハンドピックにかけて、過剰な苦味、酸味、エグ味の原因になる欠点豆と混入物を取り除きます。どんな高級な珈琲豆でも農産物のひとつですから、完全ということはありません。最後は、私達が直接点検して、皆様にお届けしています。
ハンドピックした豆 ハンドピックしていない豆
2. 適正な焙煎技術により芯まで火が通り、ふっくらとしたツヤのある豆であること。
珈琲豆は、非常に硬く、そのままでは酸味や渋みの塊です。焙煎とは、この塊に火を通して行く作業ですが、表面から芯まで一様に火を通す必要があります。
外側だけ焦がして中に火が通ってない生焼けの状態ですと、酸っぱくなったり、渋みやエグ味を感じ、冷めるとどんどん際立ってしまいます。 この状態を「芯残り」といい、下の写真のように豆の表面にしわが残ってしまいます。
芯残りのコーヒーは成分がきちんと熱分解したり昇華したりせず、余分に残っているために毎日飲むにはアクが強すぎますのでご注意ください。
適正な焙煎を施すと豆が芯から全体が膨らむので表面がふっくらとし、つやが出てきます。当店では、それぞれの豆にあわせた適正な焙煎方法を用い、飲みやすく冷めても味の変わらない珈琲を提供しています。
適正な焙煎豆 芯残りの豆
3. コーヒー豆は生鮮食品。焙煎後、約2週間位までの新鮮な豆であること。
珈琲豆は焙煎するとすぐに酸化・熟成が始まります。豆のままで保存すると、2〜3週間は体に良い状態でおいしく飲むことが出来ます。それを過ぎると、珈琲豆に含まれている油が徐々に酸化し始めるので、喉越しが悪くなってきて、極端に古くなると胸焼けを起こしたりします。
てんぷら油を放置しておくと、物凄い匂いになりますね。あれと同じです。
体に良い状態で珈琲を飲みつづけるには、少量ずつ購入し、急速な酸化を押えるために密封容器にいれて涼しいところで保存するのがおすすめです。
鮮度を大切にしなければ、有機栽培だろうと新豆だろうと皆同じになってしまいます。
特に、ミルをお持ちでなく、挽いてご購入される方は、とにかく早めにお飲みになったほうが良いですね。
新鮮な豆は、ハンバーグ状に膨らみます。
珈琲の味の9割方は、生豆選びと適正な焙煎(新鮮なことが条件)で決まってしまいます。残りの1割で、どんなにがんばっても、悪くなっている珈琲を飲みやすく淹れることは出来ません。つまり、この条件をクリアした豆を手に入れることが出きれば、あとは好きな抽出方法で淹れれば、体に良く、おいしく飲めるのです。 そして、よりおいしく飲みたいとおっしゃる方には、当店名物の珈琲教室の受講をおすすめします。
珈琲は嗜好品です。しかし、その嗜好の基準は、それぞれの人が持っていて千差万別、つまり自分が「おいしい」と思うものが自分にとっての良い珈琲なのです。でも、それではあいまいで、一般的な基準を作ることができません。
当店では、「体に良い珈琲」というものをわかりやすい基準として、提唱しています。ここでは、体と心に優しい「体に良い珈琲」というものについて、お話いたします。
体に良い珈琲の条件
1. 厳選した新豆(ニュークロップ)をさらにハンドピック(手作業による選別)し、欠点豆(虫食い豆、カビ豆、発酵豆、その他石等)を取り除いた良質の豆であること。(平均10〜20%除去します。)
珈琲は農産物ですから、収穫したばかりの新鮮なものの方が、多くの特徴的な風味を持っています。お米も新米が一番おいしいですよね。ですから当店は、収穫後、1年以内の新豆に限って使用しています。
また、生産者と直接契約した、安心の出来る珈琲豆の開拓なども積極的に進めています。
それを自身の目と手で全ての豆をハンドピックにかけて、過剰な苦味、酸味、エグ味の原因になる欠点豆と混入物を取り除きます。どんな高級な珈琲豆でも農産物のひとつですから、完全ということはありません。最後は、私達が直接点検して、皆様にお届けしています。
ハンドピックした豆 ハンドピックしていない豆
2. 適正な焙煎技術により芯まで火が通り、ふっくらとしたツヤのある豆であること。
珈琲豆は、非常に硬く、そのままでは酸味や渋みの塊です。焙煎とは、この塊に火を通して行く作業ですが、表面から芯まで一様に火を通す必要があります。
外側だけ焦がして中に火が通ってない生焼けの状態ですと、酸っぱくなったり、渋みやエグ味を感じ、冷めるとどんどん際立ってしまいます。 この状態を「芯残り」といい、下の写真のように豆の表面にしわが残ってしまいます。
芯残りのコーヒーは成分がきちんと熱分解したり昇華したりせず、余分に残っているために毎日飲むにはアクが強すぎますのでご注意ください。
適正な焙煎を施すと豆が芯から全体が膨らむので表面がふっくらとし、つやが出てきます。当店では、それぞれの豆にあわせた適正な焙煎方法を用い、飲みやすく冷めても味の変わらない珈琲を提供しています。
適正な焙煎豆 芯残りの豆
3. コーヒー豆は生鮮食品。焙煎後、約2週間位までの新鮮な豆であること。
珈琲豆は焙煎するとすぐに酸化・熟成が始まります。豆のままで保存すると、2〜3週間は体に良い状態でおいしく飲むことが出来ます。それを過ぎると、珈琲豆に含まれている油が徐々に酸化し始めるので、喉越しが悪くなってきて、極端に古くなると胸焼けを起こしたりします。
てんぷら油を放置しておくと、物凄い匂いになりますね。あれと同じです。
体に良い状態で珈琲を飲みつづけるには、少量ずつ購入し、急速な酸化を押えるために密封容器にいれて涼しいところで保存するのがおすすめです。
鮮度を大切にしなければ、有機栽培だろうと新豆だろうと皆同じになってしまいます。
特に、ミルをお持ちでなく、挽いてご購入される方は、とにかく早めにお飲みになったほうが良いですね。
新鮮な豆は、ハンバーグ状に膨らみます。
珈琲の味の9割方は、生豆選びと適正な焙煎(新鮮なことが条件)で決まってしまいます。残りの1割で、どんなにがんばっても、悪くなっている珈琲を飲みやすく淹れることは出来ません。つまり、この条件をクリアした豆を手に入れることが出きれば、あとは好きな抽出方法で淹れれば、体に良く、おいしく飲めるのです。 そして、よりおいしく飲みたいとおっしゃる方には、当店名物の珈琲教室の受講をおすすめします。